無生死に気づくこと
令和5年9月28日(木)先負 猛暑日。五黄土星中宮日 つちのとうし
禅語を呼んでいるといろいろな教えに行きあたります。今回の禅語は、お釈迦様の教えです。お釈迦様は、「私たちは誰もが仏であり、悟りの心と仏心を持っている。しかし、執着する心があるから、本来持っている悟りの世界が見えない。」と説かれています。そして、迷いや執着などの心が生じなければ、私たちは、常識的な分別を超え、何事にも囚われることなく、自由自在な働きを謳歌できるということです。
私たちは、日常の生活の中でどうしても様々な物事に左右されてしまいます。しかし、私という我(が)や、執着の心を捨てた時に、生きるや死ぬという生死を離れた世界が現れ、自分自身というものに気付くことが出来るのだと思います。