「お金の使い方」について。
2500年も前に言われた言葉です。お経文は凄いです。
「雑阿含経」の一説をご紹介いたします。
「始めに功業を学び、方便して財物を集めよ。かの財物を得巳(えおわ)
らば当に四分を作(な)し応ずべし、一分もて、自らの食に用い、二分をも
て生業を営み、余の一分は蔵密し、以って貧乏を擬せよ」と書いてありま
す。
現訳:「技能をしっかり学んで、それを方便(正しい手段)し収入を得なさ
い。
そして収入を得たなら、むやみに使わないで、それを四っに分けなさい。
四分の一を生活費にあて、四分のニを営業(仕事)に使い、残った四分
の一は貯蓄して収入の途絶えたりする非常時に備えなさい」。ということ
です。
しかし、釈迦は凄い事を言い残したものです。人は収入があると、つい無
駄使いしたくなるものです。バブルの時のように、ウハウハ儲かった人の
中で、その気になって派手に金を使ってしまって、現在どん底の生活をし
ている人が大勢居られるようです。
世の中、良い時期は短く、悪い時期は永いものです。上記の教えを知っ
て守っていれば現在でも安泰でしたでしょう。
私がテレビで見た社長は、田舎から上京し、若年の収入が少ない時から
この教えを忠実に守り大成し、現在に於いても守っているそうです。凄い
人もいるもんだ。
皆さん今からでも実行しては如何でしょう。