観音経の教え-8

*三十三身説法

宇宙の全ての存在を三十三身で表し、その全てに身を現じて救済すりるという。

変幻自在の仏と言われる由縁です。

衆生、すなわち民衆とは千差万別。この千差万別の民衆を救済するには、千差万

別の姿に身を現じて法を説く手法もまた、千変万化しなければならないのです。

法を説くというのは、口だけで説法する事ではないのです。法を説く、道を説くに

は、自我を捨て、自己犠牲のもとに身一杯で取組んでいく。これが無畏であり施無

畏となるのです。

観音様とは、我々自身の正体であるから努力すれば何でも出来ます。ということで

す。これに気付かないでいるから、泣いたりわめいたり、怒ったりするのです。

世の中、諸行無常・諸法無我。変わらぬものなど何一つない。我々の生命の根源、

宇宙の真理も又、時々刻々と変化して行くのです。これに対応するためには、我々

自身の観音様も時々刻々、変化するのです。

宇宙の真理を内在しているのは我々人間だけではない。イヌ・ネコ・モグラ・でも

ての生きとして生けるものは、宇宙の真理と当体です。三十三身とは、これら全

てのものを包括した宇宙全ての存在です。

これらすべての存在を象徴的に具現化したのが観音様です。だから百観音と言わ

れるくらい多種多様のポーズをとって、われわれの心の姿を現しているのです。

観音様を拝む人の心の多種多様の願いに応えるべく、無数の救いのシンボルとし

ているのです。

あなたの2019年はどんな年ですか?

昨日は鏡開きで一月も半ばになりました。寒い気温の低い日が続いています。

また今日からは3連休ですね。今日は気温がぐっと下がって寒い一日です。

インフルエンザの注意報が出ていますのでご注意ください。

自分の運勢等を見ることは一年間生活するにあたって非常に参考となります。

今年(2019年)は2月3日の節分を過ぎて2019年となります。

あなたの2019年は」をクリックして見て参考にしてください。

自分の置かれている状況を知らないで上手く行かないと悩んでいる方が結構多い

ですので、自分を知ることが大切です。

ご不明な点があればご一報ください。

年頭にあたり。

平成19年元日です。新年おめでとうございます。今年も宜しくお引き立てくださ

い。

平成の年号も3月いっぱいでお別れです。新しい年号は4月1日に安倍首相から発表

されるようです。

どんな年号になるか?いろいろ予想してみましょう。

年頭にあたり自分の目標を掲げてみては如何でしょうか?目標に向かってひたすら

努力することが目標に達する近道ではないかと思っています。

今年も元気に目標に向かって進もうではありませんか。

生き方の問題。

心の持ち方の問題です。

毎年今年の運勢を聞く方が多いです。その年が生まれ星によって良い年・悪い年と

なりますが、自分は、今年良い年なのに全然良い年ではなかったと言われる方があ

ります。何故でしょうか?

人は、その人の生き方、、心の持ち方によって良い年か悪い年かが分かれます。普

段から人の為に生きる。人の為に心遣いいをする、このような生き方を続けている

人は、自分が良い方位に回った時には必ず良い年になります。

同じ星生まれでも、これまでの心の持ち方、生き方によっては差が出てしまいま

す。良い悪いは本人の生き方、心の持ち方によって左右されるのです。

来年は、六白金星・七赤金星の生まれの方が良い年となります。四緑木星生まれの

方は人生のバイオリズムが冷え込んでしまいます。又、八白土星生まれの方は、俗

に言う「八方塞がり」となり、次の来る良き年のための自己研鑽の年となります。

人は、生き方、心の持ち方によって人生を左右されます。貴方が良い年を迎えられ

るように祈っています。

ポジテブに生きよう。

今年も残り約一か月となりましたね。皆さん今年は如何でしたか?生年月日や生れ

星によって皆さんそれぞれでしょうが、何事があっても前向きにポジティブに考え

進みましょう。

私の処へいろいろな悩みで来られる方が多いですが、皆さん来られた時はネガティ

ブな考え思考です。

お帰りになる頃には笑顔も見られ、前向きな思考でお帰りになります。

悩んだり、問題が起こった時はパニック状況になりネガティブな状態になる事が多

いです。

今年良かった方も悪かった方も来年に向かってポジティブな思考で新しい年を迎え

ましょう。

来年は平成から何になるのでしょうか?楽しみですね(^^)/

自業自得。

日産自動車のトップが自分の給料の明細を偽って記載し逮捕されました。年間10億

円以上も獲っている人が何で明細をごまかすのでしょうか?私に言わせれば悪行悪

果で自業自得です。

悪いことをすれば必ずその罰を受けるようになるのです。昔から、」「天知る地知

る我が知る」という言葉がありますが当にその通りです。

人間性に問題があるようですね。人間は正直に真面目に生きてゆくことが大切で

す。

善行善果ですね。

11月8日にもお店が休みで無いのに料理を作って3時に来てくれました。このところ

5日間にわたって毎日お茶の時間に合わせて来てくれました。昨日は、お店が大変忙

しかったと言っていました。

それは、善行善果と思います。人は他人に優しく接すれば自分にも優しく帰って来

るという事です。

私の愛弟子たちも大変お世話になったお店です。奥さんはその当時が懐かしく思い

出されると言って空をを見上げていました。明日もまた来るかもネ。(^^)/

明日で工事も終了します。あの車庫が全く変身しました。自分でもびっくりです。

\(◎o◎)/!

やっぱり不思議なことですね。

何時ぞやお父さんが訪問されて、娘さんが結婚したのだけれど3年経っても子供に

恵まれないと言って来ました。病院にも行って検査をしたりしていたのですが、という

話でした。いろいろ話を聞いたり話をしたりして、最後に御先祖様の墓参りに行って

子供が授からないので何とかして子供が欲しいのでお願いします。と言って手を合

わせて来てみなさいと言ってあげました。その後しばらく音沙汰が無かったのです

が金曜日の19日に突然お父さんが見えられました。何かと思ったのですが、お礼

に来たとの事で栃木県黒羽名産のアユの甘露煮を持って来てくれました。何のお礼

か分からなかったのですが、娘さんが妊娠したとの話でお礼に来られたそうです。

私の言った通り娘さんは御先祖様の墓参りに行ったそうです。その後子供を授かっ

たそうです。お父さんもビックリしていました。

こんな不思議なことがあるんですね、と言って不思議がっていました。

この世の中は不思議な事が沢山あるのです。困ったことを相談して言われたことを

信じて実行する、これが大事なのです。昔から「信じる者は救われる」という言葉

ありますが当てはまりますね。

やっぱり真面目に仕事はしないとだめですね。

今日は朝から太陽の光が差して気分がいい朝でした。

昨年で塗装会社は閉めたのですが、今迄施工ををさせていただきましたお客様から

の工事依頼が入って来ます。有り難いことです。今日も6年前に塗替えをした方から

電話がありました。今回はシーリングの劣化の補修工事依頼です。明日にでも現調

に行ってこようと思っています。

感謝感謝です。やはり仕事は相手の身になって真面目に手を抜かず、をすることが

大切ですね。

当分の間この状況から抜け出すことは難しいようです。それでも自分の育てた職人

さんに依頼して施主様のご要望に応えようと思っています。

私の思うところ、人は真面目に仕事をすることが大切ですね。つくずく思っていま

す。

彼岸の墓参りは済みましたか?

9月23日は彼岸の中日(秋分の日)です。今年は連休の真ん中の日です。

そして晴天です。お寺さんに行くと墓参の方々で混雑していました。やはり日本人で

すね。現代は墓守の事でいろいろな問題が起こっているようですが、残念です。

何度も書いていますが、ご先祖があっての現在の自分があるのです。これを考えて

欲しいですね。ご先祖の墓参りに行かなくなると更にいろいろな問題が起こってきま

す。年に数回です、春の彼岸、お盆、秋の彼岸ぐらいには墓参りをしてください。

観音経の教えー7

本物の自分自身に目覚めよう。

*二求(にぐ)  人間の持つ内外両面からの欲求これを二求とよびます。

すべてを先取りして、観音様は与えてくれる、本当の気配りがそこにある。

拝むということは、観音様を通じてもう一人の本物の自分との対面なのだから、観  

音様と一体になるということは、とりもなおさず本物の自分自身に目覚めるという

ことであります。

本物の自分自身イコール観音さなのだから、本物の自分自身に目覚めた時には、

観音様のココロを所有したことになる。ゆえに、観音様の持つ霊験も同時に所有し

た事であります。

つまり、変な説教を聞くよりは、お経を読んだ方がありがたいよと言っているので

す。人間なまじ考えるから分からなくなりかえって弱くなり迷い始めるのです。な

らば寝ても覚めても、ただ行為を繰り返し夢中になってやってみる。これが一番な

のだと思います。無心に、自分のもっている実力でバアーンとぶつかってみる。い

わゆる理屈などないから恐怖もない。ただ行動あるのみ。

これが観音様の「施無畏」だと思います。

自由自在に遊ぶ、これは最高に幸せなことですが現実にはそうはいかない。仕事と

遊び、この両方の均衡がとれていないことには生きて行けない。

いやでもしなければならないのが仕事、したくても出来ないのが遊び。特に現代の

日本人、朝から晩まで忙しい忙しいと言っては心を亡くしてしまう。

遊び方にもいろいろあります。朝からマージャンや賭け事をやっているのは卑しい

遊び。本当の遊びとは、ゆとりであり工夫であり英気であります。

本当に遊ぶためには、まず自分を掴まなくてはならない。本当に自分を遊ばせるに

は他人の真似をしてもダメだ。自分をしっかりつかめば、遊び方もうまくなる。

自分自身のみの遊び方をしっかり身につける。仕事や勉強、それをイヤだと思うか

ら遊べなくなる。

自分から飛び込んで、ゆとりをもって楽しむ遊び、遊びの中から、多くの文化文明

生じるのです。この忍辱土たる浮世の中で、いかに遊ぶか、ここに深い意味があ

のです。

本当に無料ですか?

昨日6日に電話で相談者からの問い合わせがありました。内容は本当に無料なのか?

メール相談でも良いのか?、などの問い合わせでした。

遠方の方、水戸まで来られない方などは皆さんメール相談・電話相談です。もちろ

ん相談は無料です。

ご心配なくご一報ください。

遠方で一番の方はフランスに住む日本人のご女性でした。京都から来られて方もお

ります。関西在住の方は何度か電話で相談がありました。その方によってそれぞれ

です。

一人で悩んでもなかなか解決法が見つかりません。話す事により心が軽くなります

よ。

小中学生の自殺が増える時期。

夏休みも終わり新学期が始まりました。この数日のテレビや新聞報道では新学期が

始まる頃に小中学生の自殺が増加すると言っています。何故かわかりませんが、い

ろいろな問題が潜んでいて難しい問題です。が、両親がよく子供を観察していて小

さな変化でも見られるようでしたら注意しなければなりません。現代は両親・先

生・友人などに相談できる状況にないような気がしてなりません。

これからの時代を背負ってゆく大事な少年達です。地域ぐるみで少年たちをバック

アップ出来るようにするのが理想ですね。困った時には遠慮なくご一報ください。

千 玄室さんの言葉。 

今朝のサンケイ新聞のコラム「一服どうぞ」に裏千家前家元「千 玄室」さんの

「他人に手差し伸べる器量」が載っていましたので原文のまま掲載します。

地震大国日本といわれ、活火山も多い列島では、しばしば地震が起こる。そして、

過去に例を見ない大雨などもあり、天災は恐ろしい。単に天災のみならずそこに人

災と呼べるようなことが入ってくることもある。凄しい被害だと「どうしてこんな

ことに」と異常気象を嘆く、何かの祟りか、神の怒りに触れたかと思う方もおられ

る。

陰陽五行の教えである易学は中国で成立した。いろいろな災害がある度、この陰陽

によって占われた。陰は月で,陽は太陽である。この世の全ては陰と陽の対称であ

り、木火土金水の五行で構成され、万物が動いているといわれる。雨や風による天

災は恐ろしく、色々なところで被害があるが、どこか人ごとのように思い、自分の

所ではなく良かったと呟くのは己だけではないだろう。

しかし、人々は天災や人災の起こる毎に他の人の為に救助に駆け付ける。情の心を

自然に発揮するのである。タイで13人の少年とコーチが困難だと思われた洞窟から

救助された。さすが仏教の国、僧侶が皆さんと一緒に祈りを捧げている映像がTVに

映し出された。ともに合掌し、無事を祈る姿は胸を打った。洋の東西を問わず、あ

らゆる災難に人々は救いの手を差し伸べるとともに神仏に祈る。

東洋思想の特質は、西洋のように、アイデアリステイック(非現実主義)、リアステ

イック(現実主義)の2つに分けない。即ち、主観と客観をきっちり分けず、主観と

客観の統一を図る。客観を経て深遠なる主観に到達するのが東洋である。

例えば、祈るという行為は、主観的で、現実にその意が通じると考え、人なら誰で

も特別悪い事が起こらないように祈る。悪を払い、善即ち良い方向に向かうように

と。災害時には知らぬ人々の為に祈るのである。

昔あるところの他人からは「けち」と悪評のある人が大雨で近隣の町が水浸かりに

なった時、救助の品を買い、被害者に配りに行った。それまでケチがいい格好を見

せているとと悪口を言われた。聞い

た家人が本人に伝えたところ、「人間はどんなに悪く言われても、いざという時に

本当の心を以って実行すれば今どうのこうのと言われても後に分かってもらえる」

と言ったとの話がある。

神仏の教えは正しく見ることの大切さも教示している。八正道という教え、それは

人間の生きる上において正しい生き方を教示したものである。私は禅の師から八正

道とともに無功徳を教わった。梁の武帝が達磨大師に「自分は色々な良いことをし

たがそれに対しての見返りは」と尋ねたら「並に無功徳」=「自分が良いことを吹

聴してしまったらしまいだよ」と言ったそうだ。

慈善をするのは当たり前のこと。キリストは誰にでも手を差し伸べなさいと教えら

れた。右の頬を叩かれたら左の頬を。右の手でなしたこと左の手に知らせることな

かれとも。私たちは生きるために必死に毎日を過ごすが、そうした中でも何か他の

人に対して手を差し伸べる器量を持つことが必要だと、しみじみ思う今日この頃で

ある。

というコラムでした。

少年(中2)が殺人未遂。

昨日19日新聞配達の女性が刃物で刺された事件で中2の少年が逮捕されました。驚

きですね。

普段の生活の中でのイライラが募って誰でもいいから刺したかった。と言っている

そうですが、恐ろしい事件ですね。次第に年齢低下の事件が多発しています。

あなたは、この事件をどう思いますか?現代は社会的にイライラが募る時代です

が、それを相談したりする親しい友人や先生が居ないのが現状です。ほとんどは親

の責任です。親が子供の状況をしっかり観察していれば防げる問題です。忙しく働

くのはいいですが、もっと、家庭をかえりみて子供をしっかり指導してほしいもの

です。

前にも書きましたが、忙しいという字は心を亡くすと書きます。

お盆とは?

今日は月遅れお盆の終わりの日ですネ。

お盆とは仏教用語の盂蘭盆会(うらぼんえ)を略した言葉です。8月13日から16日

までが月遅れのお盆と言われています。

お盆の入り13日には迎え火を焚き、16日には送り火を焚く習慣があります。

迎え火とは、ご先祖様の霊が帰ってくると言われており迎え火はその目印とするも

のです。

送り火とは、御先祖様の霊があの世へ戻って行くのを見送るためのものです。

顔を見る。

あなたは自分の顔を鏡に映してよく観察することがありますか?

人間の顔は人それぞれ違いますが、よくその人の心情や心が顔に現れると言います

が、これは本当のようですね。

今までいろいろな人との出会いがありましたが、おおかた相手の方の顔を良く観察

すると性格や心配事があるな、とかチョッと病気があるかな、歓迎されていない

な、とかが分かります。

自分の顔を鏡で見ると、頭へ来た時、、心配事がある時、悩んでいる時、身体が病

んでいる時、などの顔の違いが分かります。一度自分の顔を観察してみてくださ

い。

私は相手の家を訪問した時、奥様の顔をじっと観察します。奥様の顔や態度で、自

分が歓迎されているか歓迎されていないかを判断しています。

顔は自分を映す代表的なものです。常に柔和な顔でいられるよう普段の生活に気を

付けましょう。

観音経の教え-6

七難・三毒・五欲・二求・拝むについて

*七難とは、火難・水難・羅刹難・刀杖難・鬼難・枷鎖難・怨賊難。

これらの苦難をどう受け止めるのか,いったい苦難の正体とは何なのか?

内なる苦難と外なる苦難と分ける人も良くいますが、苦難とは如意であるとおも 

思う。

不幸即幸福、幸福即不幸。どう受け止めるかによって鬼にもなれば蛇にもなる。も

ちろん観音にもなります。要は観音の心を持ち合わせていれば、すべてが解決でき

るということです。

*三毒とは、貪・瞋・痴。

*五欲とは、財欲・色欲・食欲・名誉欲・睡眠欲。

 三毒・五欲をコントロールする。

我々には、いろいろな欲がある。欲があるから向上する。だから欲自体は悪いこと

ではない。欲にとらわれるから害が生ずるのです。

ポルノ時代・フリーセックスの時代、どっちを向いても淫欲だらけ。女性週刊誌・

婦人雑誌・はては少女雑誌まで露骨なセックス記事が満載されており、身体だけは

一人前の少女たちを刺激する。

性欲はあってしかるべき、生命を生み出す所作であって、誰にでもあるものです。

だからどうコントロールするかの問題です。

今の日本を振り返ってみると、宗教的なものは何もない。ただ欲望をあおり立てて

それが商業主義と結びついて汚していくのである。

文化だ、芸術だ、ヘチマだと言っても、淫欲がないことには何一つ発展しない。

生々発展して行くためには、絶対必要な事なのである。

ここで注意しなくてはいけないのは、欲を絶つ、ことではなく、「離るる」となっ

ていることである。瞋も離るる、痴も離るる、愚痴も離るる、決して絶つとは表現

しない。

つまり善用すれば素晴らしいものになるぞというのが離るるということで、これが

大乗仏教の妙味であります。

 煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)

我々には淫欲があるから、人類が生々発展する。まさに宇宙を感じるのです。

善用するにはどうしたら良いか。

 「饒益する所多し」(にょうやくするところおおし)の饒益とは、律するという

こと。民衆が常に

観世音菩薩に念じていれば、身を律することができ、五欲をコントロールして善用

することが出来 ますよ、と言っているのです。

観音経の教え-5

〇煩悩の火を消し愛欲の海を泳ぐ

*七難  火難・水難・羅刹難・刀杖難・鬼難・枷鎖難・怨賊難。の七つです。

このうち火難と水難が出て来ます。火難を除く観音の変化身とされている秋葉三尺

坊は火伏の大御所として有名です。この三尺坊のご利益とはいうのは、人間の煩悩

を消すことにあります。

善行に害毒をうながす三つの煩悩を三毒と言います。

「三毒」とは貧・瞋・痴(とん・じん・ち)がこれにあたります。貧とはむさぼ

り。瞋とは怒り。痴とは知恵の曇り。この三毒の火を消すことが出来れば充実した

毎日が送れるとする教えです。

観音経でいう火難とは、瞋であり心火です。釈尊いわく「瞋恚は功徳の林を焼く」

と言っています。

水難とは愛欲の難、愛欲の大海に溺れるのは人間である限り誰にでもあります。誰

にでもあるからといって溺れてはならないのです。

*七難とその正体の受け止め方

「魔がさした」という言葉があります。心の迷いから生じる悩み苦しみ、食人鬼と

いってもいいような、どうしようもない心の悩みこれが「羅刹鬼」です。

「仮使黒風其の船航を吹いて」とは心の中の暴風のことです。仏性を求めて人生の

大海を泳ぐ我々の前に突然の災害が訪れた時、どうしようもない心の悩みに負けて

しまう。これが羅刹鬼の国に飄堕するということです。

人生で一番難しいのは、自分に勝つことです。人に勝つことなどは簡単なことであ

ります。負けそうになっては這い上がり、また負けそうになっては這い上がる。

我々誰でもがそうして生きているのです。

我々は本当に自由なのでしょうか、何一つ束縛もないだろうか、何一つとらわれも

ないだろうか?

人間の持つ所有欲は自由を束縛する。土地を手に入れれば土地に縛られ、家を買え

ば家に縛られる。地位を手に入れれば地位に縛られ、金を手に入れれば金に縛られ

る。命があれば命に縛られる。二重にも三重にも縛られ、身動きの取れない生活を

送る。これで本当の自由と言えるだろうか。

人間は一切の所有権を捨てることは出来ない。物を捨てることは出来ても心の所有

までも捨てることは出来ない。金がなければないなりの束縛、地位も名誉もなけれ

ば、ないための束縛。

我欲と言ってもいい。我欲の衣を七重八重に着込んだ我々の生は不自由この上な

い。この衣を脱がない限り本当の自分、宇宙の真理真実に出会うことは出来ない。

次回に続く

観音経の教えー4

*一心称名。・・・・一心に観世音菩薩の名を唱える。

釈迦入滅後、弥勒菩薩がこの世に現れるまで五十六億七千万年という気の遠くなる

ような無仏の時代に、庶民を救済する地蔵菩薩。その活動は六道全てに及びます。

「観世音菩薩普門品」の普門とは、あまねく門を開く、つまり表からでも裏からで

も、縦からでも横からでも、どこからでも入れる。どんな悩みにでも、誰の悩みに

でも、どこからでも受け付けてくれる。という意味です。

仏に手を合わせるということは、我々が思い描く理想の世界、心理真実、忙しさの

為に忘れているもう一人の自分と、仏像を通じて対面することです。

自分が自分で、自分の本物を偶像を通して確認する行為。ということは、お詣りを

するとは神仏を通じて自己確認をする世界であると言えます。するとここに自分を

叱咤激励し、勇気を持つことができる。だからお詣りは、一心不乱にやるべきであ

り、一心称名がそこに生きる。

念ずれば通ず、という言葉がありますが、まさしくその通り、ここにお参りの世界

があります。

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担当者:ライフアドバイザー
あかおぎ ひろし

人は誰も幸せになるために生まれてきたのです。
自分や家族のいろいろなお悩みの相談を受けています。
汝、悩むことなかれ。どんな人でも悩みの無い人は居ません。
早く心と気持ちを軽くして、前を向いて生きて行きましょう。
多くの方が心と気持ちを軽くして幸せになっています。
どんなことでもご一報ください、無料で相談させて頂いています。