仏を供養し衆上を救済し続ける
妙音菩薩は三十四身に姿を現し、衆上の程度に応じて法を説いていく。また、仏の理想の世界から、現実の娑婆の世界へ訪ねてきた妙音菩薩大神力が、どうして身についたかを、釈尊が丁寧に説き聞かせているのである。
自分のことは後回しにして、仕事で儲けたお金を、交通事故で父親を亡くして困っている人々に用立ててあげている。とくに、働きながら勉強しようとしている学生たちには、奨学金を出している。そればかりではありませんよ。一度縁を結んだ学生の就職から結婚まで、あらゆる点で、親以上です。周りの人を助けていけば、自分の幸せにつながっていく。人生には、いろいろな苦労があるから、苦労がこびりついてしまう。これを洗い落とすには、どうしても「法華経」の力がいるのである。