法師功徳品第十九
法師功徳品第十九の要点を記載します。(法華七喩でないので割愛します)
信仰者のことを、出家・在家にかかわらず法師と呼んでいます。その法師がなすべき行について五つ上げている。受持・読・誦・解説・書写である。五種の行をする信仰者を、五種法師とよぶ。「その人とは、まさに八百の眼の功徳・千二百の耳の功徳・八百の鼻の功徳・千二百の舌の功徳・八百の身の功徳・千二百の意の功徳を得る」「その功徳をもって六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)の作用が美しく清らかなものになるのです」
「法師功徳品第十九」は、『法華経』を信じ、五種の行を実行していく法師に、六根清浄となる功徳が与えられる事を説いている。すべての事が見通せる力をもてるようになる。その功徳を通して、真実を知る力をそなえるよう、励ましているのです。