2025-04-04
六波羅蜜を実践して
般若波羅蜜多こそ信解の中心になくてはならないのです。布施・持戒・忍辱・精進・禅定を行ずる大前提に智慧があってこそ、すべてが生きてくる。その知恵が、仏の寿命は無限であると信じることです。衆上が、仏の永遠不滅の生命を信じたうえで、五波羅蜜を行じてゆけば、その徳は必ず、釈尊の求めるところに近づいていくばかりか、自分も永遠の生命を得る。「人あって能くこの経を持ち、兼ねて布施・持戒・忍辱・精進・一心・智慧を行ぜんをや。その徳景勝にして無量無辺ならん」
「法華経」を読誦し、授受し他人のために説き、六波羅蜜を実践していけば、必ず「仏の智慧」に到達することが出来るのである。