いかにすれば、人は心の安らぎを得られるか

鳩摩羅什(くまらじゅう)の漢訳にはない梵文原典の「薬草喩品」の末尾は、次の詩で結ばれます。(一部掲載)
われわれをつつむ環境が幻と夢とを自己の本性としている。
私達は、自分自身をはじめとして、私たちを包む環境や事柄の本質がすべて空であり、その存在も因と縁との出会いによって生ずる無我の現象である。
このように知る者は、この世にあって煩悩に束縛されるという感情も起こらない。煩悩の束縛感が無ければ、(煩悩から)解放されるとか解放されないという気も生じない。
このように、自制(ものそれ自体の本性)を隈なく知る者は、心の安らぎを見ることが出来る。又、すべてに執着心を持たず、また、あれとこれ、これとあれと比べて見ようとしない者(たとえば、病気の時に、あたら健康時と比べようとしない人)は、偉大な理知(道理と知恵)の持ち主であって、教えの本体を残らず見て、声門・縁覚・菩薩の三種の教えの区別があるわけではない。この世には唯一の教えがあるということを知る。
一切のものは同じで、すべては等しく、常に平等に等しい。
諸法実相というのは、前記したように、諸法(宇宙観に存在する有形無形のあらゆる物事・現象)に、等しく真理・真実が表されているという法華経の中心思想です。

 


 

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