第八節

*「究竟涅槃」  涅槃とは“死すること生きるが如き境地。

ゴータマ・シッタールタは、今から約二千五百年前に北インドの小さな国の王子に生

まれた。二十九歳の時に出家し、六年間の修行の後、三十五歳の十二月八日の早

朝、この世の真理に目覚めて、“悟りの境地に達し,そ

して”めざめた者すなわち仏陀になったと言われている。

“涅槃という言葉は、釈尊が死んだことを意味する言葉として用いられていますが、

本来は,“滅とか”寂静と訳されています、静かな状態を表す言葉です。

菩薩の段階に達した者も、やがては心が平常になって、永遠に迷いの世界から離

れ ることになる、というのが、「究竟涅槃」の意味となります。

釈尊は三十五歳の時に涅槃に到達したのですが、八十歳で死ぬまでは、肉体は生

き 続けていたので、いくら煩悩の炎を吹消したと言っても、生きる為には食べること

も、寒暑や、肉体の苦痛までがすべて感じられなくなった分けではない。それは完

全な涅槃ではなかった。

そして八十歳で肉体が消滅したときに、身体の本能的機能までが働かなくなったの

で、完全な涅槃となったのです。(釈尊の死んだことを入涅槃とよぶ)

涅槃の状態を“生死一如といい。死すること生きるが如き境地という事だそうです。

われわれ人間は誠に残念ですが、生きている間にすべての欲望の炎を吹消すこと

のできる分けはありません。

やはり私たちは、自らの煩悩によって苦しみ続けなけれ ばならないのでしょう。

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あかおぎ ひろし

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