江本 勝著「水は答えを知っている」より

最終回です。

*水が奏でる癒しのメロディー

 もし、あなたが今、何か訳あって落ち込んでしまったり、日々の生活にチョッと疲れを

 感じていたり、他人の何気ない言葉が小さなトゲのように心に突き刺さって、どうして

 も取れなくなってしまっているとしたら、そんな時は水を眺めてみる事をおすすめしま

 す。近くの池や、川のほとりまで歩いて、光をキラキラ反射させながら、さざ波を立て

 る水面に目をとめて見るのも、雨が降っている日なら、アスファルトの水たまりに無数

 の輪を描いては消える雨脚をじっと見つめて見ましょう。あるいは、水道から流れ落ち

 る水が無数の色を混ぜ合わせた光の柱となって、なめらかに揺れている様をぼんやりと

 眺めてみるのもよいでしょう。(川や池に入ってはいけませんよ)

 水はあなたをどこか別の世界に連れて行ってくれます。いつしかあなたの心は、洗い

 清められて、もとのペースを取り戻していくのを感じるでしょう。

 あなたは、ほんの少しだけ流れる事を忘れてしまったのです。

 生きているというのは流れることです。あなたの体の中の水は流れたがっているのです

 同じように、あなたの心も流れていかなくてはなりません。心が流れていくようになれ

 ば、体も軽やかになっていくでしょう。心と体は表裏一体なのです。

 もし、過去にあなたを傷つけてしまった人がいるのなら、全て許してあげてください。

 もし、あなたが過去に誰かを傷つけてしまったとしても、自分自身を許してあげること

 です。そうすれば、もっと自由に未来に向かって流れていく事が出来ます。

 人生の川の流れは、今想像できない素晴しい世界にあなたをいざなってくれるかも知れ

 ないのです。

 人生はどの瞬間も通過点なのです。その事に気付いたら過去にとらわれたり、必要以上

 に一つの事にこだわるのが、どんなにつまらない事かも分かってきます。

 水の流れは、実に様々なことを教えてくれます。生きること、許すこと、信じること、

 ・・・。人生に思いをはせ、耳をすませてみたら、体の中を流れる水の音が聞こえて

 くるかもしれません。それは、あなたの生命の音、癒しのメロディーなのです。

 人間の体内を流れる水は、果てしなく大自然を流れる水とつながり、更に宇宙が奏でる

 生命のリズムとつながっています。

 月は、潮の満ち引きを作り出します。海の水の流れを活発にします。それだけではなく

 人間の体の70%を占める水も月の影響を受けているのです。

 カキは月からの引力を感じて満潮に殻を開き、ウニの生殖のサイクルは月のサイクルと

 同じです。ウミガメの産卵するのが満月の夜、満月の夜には人間の出産率も高いと言わ

 れています。狼男が変身するのも満月の夜です。満月の夜はエネルギーが満ちているの

 です。

 そして、月のサイクルに直接影響を受けているのが女性の体であることは、いうまでも

 ありません。

 世界の多くの文明が、古代において太陰暦を使用していた理由がこれで分かります。

 月と一体となって生きる時、人間は体内の水の流れに合わせて生きることが出来ます。

 それは、大自然の脈打つ鼓動を聞きながら生活する事にほかなりません。それは、現代

 人が忘れてしまった生活の知恵でもあったのです。

 今、多くの人が癒されたいと思っています。なぜでしょう。加速的に進化し複雑になっ

  てしまった人間社会の中で、疲労し、傷つき、救いを求めているからではないでしょう か。


*体の部位や感情について波動的な癒しのある曲。

 「モルダク」(スメタナ)    強いいらだち・・・リンパの流れの促進。

                       「美しき青きドナウ」(シュトラウス)  忍耐心の欠如・・・中枢神経の活性化。

 「ローエングリン」(ワグナー)    自己憐憫(れんびん)・・・関節痛の緩和。

 「白鳥の湖」(チャイコフスキー)   強迫観念・・・関節の動きをスムーズにする。

 「牧神の午後への前奏曲」      環境ストレス、腰痛の改善・予防。

 良い音楽とは、確実に私達の心と体を癒しに導いてくれるという事を意味しています。


*波動医学

 あらゆる症状は独自の波動を持っている。ガンにかかってしまった人は、ガンの波動に

 周波数を合わせてしまったという事なのです。

 その周波数が分かったら、その波動がつくる波形とまったく正反対の波形を重ねてあげ

 ればよいのです。そうすれば病気の波動は消え、症状も消えていきます。

 波動医学は、症状は体その部分だけの話ではありません。その裏にあるネガティブな

 感情までも癒す事を考えます。

 たとえば、肝臓が悪くなった人なら「怒り」の感情がかかわり、その原因となっている

 ことが多いのです。怒りを発する波長は、肝臓を構成する細胞の素粒子が持つ波長と同

 じで、お互いに同調すると考えられます。

「悲しみ」は血液に同調し、白血病やクモ幕下出血になりやすいですし、「いらいら」

 は、神経系統にダメージを与え、傷みや肩こりの原因になると考えられるのです。

 私達の体は60兆もの細胞から成り立ち、それらの細胞は、それぞれが自分の役割を果

 し、見事に調和しながら体を形づくっています。

 人の体は、半年ごとに全ての細胞が入れ替わっている。

 以上、「水は答えを知っている」を読んで自分なりに感じた箇所を抽出し記載させて

いただきました。皆さんに多少なりともお役に立てればと思います。

水は「ありがとう」「きれいだね」などと優しい言葉をかけて結晶を撮ると、きれいな

まとまった結晶が採れ、「ばかやろう」や「きたないね」の言葉をかけて撮ると、ゆが

んだ結晶が撮れるのです。

この本の中で、作者は、講演先の小学校で炊いたご飯を三つのビンに入れて、「ありが

とう」と声をかけ、一つには「ばかやろう」、もう一つには声もかけずまったく無視を

しました。すると「ありがとう」のご飯は醗酵してよい香りを放ち、「ばかやろう」は

腐敗して黒くなりました。いちばん腐敗がひどかったのは無視したご飯で、鼻をつくよ

うな悪臭が立ち込めました。と書いておられます。この実験は講演された複数の学校で

先生方が実験されそうですが同じ結果が出たそうです。

私のつたない感じた文章では、まだまだ表すことが出来ない素晴しい内容が記載されて

おります。皆さんに是非この著書を実際に読んで頂き「生かされている」事の素晴しさ

を実感していただきたいと思います。       おわり

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担当者:ライフアドバイザー
あかおぎ ひろし

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