人間と水 No-4

*波動の説明 三つのキーワード

 

@「振動」

 宇宙のすべてのものは、独自の周波数を持って振動しており、波としてとらえる事が

 できる。生物・鉱物・目に見えるもの・手で触れられるものは全て振動し固有の周波数を

 発している。

 口から発せられた言葉や書かれた文字、絵、写真までもそれぞれ独自の波動を持って

 いる。

 

A「共鳴」

 共鳴という現象は、日常さまざまな場面で観察する事ができる。

 たとえば、あなたが「この人キライ」と思っている人がいたとしたら、十中八九相手も

 あなたのことを快く思っていません。心で思ったことは不思議と伝わってしまうものです。

 同じように、あなたが好意をいだいている人には、大体その気持は伝わっています。

 あなたが、ある人に恋心をいだいているとき、そのバイブレーションは必ず相手に伝

 わっています。見えない世界では、常に言葉で言い表せないほど素晴らしいことが起

 こっているのです。波動の世界を知る事は、生きる事の素晴しさを知ることでもあるの

 です。

 

B「相似象」

 相似象とは、ミクロの世界はマクロの世界を象徴し、マクロの世界はミクロを拡大し

 た世界を形づくっている、ということです。

 もう一つ波動で一番大切なこと-------それは流れていくということです。

 お釈迦様は、これこそが宇宙の法則であることを見抜かれ「諸行無常」と言う言葉で

 あらわしました。

 それは、水を見れば分かります。常に清々と流れ、清められているからこそ水は生き

 ています。水は命に必要な栄養を運び、あるいは汚れをぬぐいさって、あらゆる物に

 生命を吹き込んでいるのです。水とともに全ては流れます。人生だって水と共に営まれ

 ているのです。

 自然を形づくっているあらゆるものが一つの法則のもとに整然と流れ、生まれては又

 去ってゆきます。「循環」こそが大自然の法則なのです。

 唯一、その法則に逆らっているのが人間です。つまらない欲やプライド、主義主張に

 しがみついて流れようとはしないようです。

 いま、私達の目前に突きつけられている様々な問題の原因がそこにあります。

 貪欲さが生み出した戦争、憎しみが呼び起こす悲哀、無関心が巻き起こした汚染、

 それらの問題はすべて、自然の流れをねじ曲げてしまったこと、あるいは、とどこう

 らせてしまった事にあるのではないでしょうか。

 人生は水から始まり、水に終わります。

 お母さんの、おなかの中にいる胎児は、はるか太古の時代に海から生命が誕生した

 プロセスを忠実に再現します。羊水の成分は、海水にとてもよく似ています。

 胎児はその小さな海で、エラ呼吸をしながら、これから始まろうとする人生の準備を

 しているのです。

 人がこの世の役目を終えたときにも、水は欠かせません。日本では「末期の水」をと

 る風習があります。綿や菊の葉などに水を含ませて、亡くなった方の口を湿らせるの

 です。このしきたりは「何とかもう一度生命を蘇らせてほしい」という願いが込められて

 います。水は命そのものなのです。

 

 第五章に続く