宮城道雄さんの言葉。

以前にも「観音経」について記載しましたが、別な視点で書いてみます。

「観音経」とは人間自覚のための経です。

観音は〈観る音・観える音〉とも〈音を観る〉とも読めます。

観音(正しくは観世音菩薩)とは、この二つの働きの出来る人間性の豊かさと深さ

象徴で、ふつう考えられているような歴史的実在者ではありません。

視るも、観るも、ともにみるですが視るを深めると観るになります。観るとは、辞

典に(心に思い浮かべて分別する・見えるさま・つかむ・おがむ)とあります。

盲目の音楽家・宮城道雄氏は「澄みきった静かな日に、縁側に出て立っていると、

人々のうるさがるハエの舞い立つ音でも、何となく澄んでいるような気がする」と

われています。また、「私は、すべてを声で判断する。婦人の美しさ、少女の純

な心とかは、その声や言葉によって感ずるわけである。声が美しく発音がきれいで

あると、話してる間に、春の花の美しさとか、鳥の声をも想像するのである」。

目は観えなくとも、宮城先生は音や声を聞いて美しい風光が見えてくるのです。

よい音や声や、美しい景色だけではなく、自然のたたずまいの中に、人間の生きる

よりどころとなる教えを、人々の声の中に楽しみと共に悲しみや苦しみを、罪ある

の心の中にも美しいもの観ることが出来たら、人生の大音楽家です。観音はこの

音楽家の象徴です。「象徴」という理由は、観音様は、偶像でもエリートでもな

く、実は誰の心の奥底に埋み込まれている慈悲と知恵と勇気のはたらきにほかなら

ないからです。とこの本には記載されています。   続く

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あかおぎ ひろし

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