観音経の教えー1
「観音経を読む」雲輪 瑞法著より。
まず、お経と言うと線香臭い・坊さんが唱える訳の分から
ない言葉と思う方が大半でしょう。しかし、お教文とは、
人が生きて行く事に対する大切な教えを説いているものな
のです。決して無碍に出来ない大切な教えなのです。
「観音経を読む」この著書を読んで自分が感じたことを記
載します。
良くお坊さんが読む「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十
五」とは法華経の中の第二十五番目に記載されているお経
です。通常は「観音経」と言われている経文です。
このお経は人間自覚のための経文であります。
*この世で第一番に難儀、難しいのは、自分自身の限りなく
揺れ動く心、どうしようもない、この自分自身との対決で無
かろうか。
人間の心とは、常にころころと変化する。だから「こころ」
と言うのであろうか。
捉えどころなき、つかみどころなきものである。先刻の自分
と、只今の自分、もちろん、一瞬一秒の怠りもなくこの肉体
は変化する。が心も又限りなき移ろいさまいゆくのである。