自分の運命は自分が開く。
持って生まれた宿命は変えることが出来ませんが、運命は変えることが
出来ます。2600年も前にブッタは現在も言い伝えられている運命論を
説いています。自分の運命は自分が開く。
今迄自分の運命が良かった人はどうしてでしょう。また悪かった人はどう
してでしょう。それは「因果の道理」を知らないからです。「因果」とはすべ
ての問題や自分に起こる様々な問題や苦しみ、それは原因があっての結
果です。それを因果関係とか因果報酬と言う言葉で表されています。
「善因善果」「悪因悪果」「自因自果」「廃悪修善」などのことです。
「善因善果」善いことをすれば善い結果を得られる。善い種を蒔けば善い
芽が出る。
「悪因悪果」悪いことをすれば悪い結果が出る。悪い種を蒔けば芽が出な
い。
「自因自果」自分のまいた種は自分で刈り取る。
「廃悪修善」悪いことはやめて善いことに改める。
私たちは小さな頃から「はなさか爺さん」の話を聞いてきました。皆に善い
ことをしていたお爺さんが桜の枯れ木に灰を掛けたところ綺麗な桜の花が
咲いたのです。真似をして悪いことをしていたお爺さんが同じく灰をかけた
ところ花は咲かなかった、と言う話です。これが「善因善果」「悪修悪果」と
言われるたとえです。
幸福な運命は善い行いから生まれる。善いも悪いも自分の運命のすべて
は自分のまいたタネが生み出したものですよ。と説いています。自分に降
りかかった問題は誰のせいでもないのです。すべて自分の行いの結果な
のです。問題を他人のせいにすることはなりません。今年から自分の運命
を善くするために「善因善果」で行きましょう。