担雪填井(ゆきをになってせいをうずむ)
令和5年10月18日(水)赤口 秋晴れ
朝晩の冷え込みが強くなってきました。昼間は暖かな日になりますね。(^^)/
この禅語の意味は、「無駄な事はお嫌いですか」と言っています。
無駄話はしない。無駄な物は食べない。無駄な人とは付き合わない。あなたの周囲から無駄な事をなくしたら、まことに効率の良い人生になるでしょう。 しかし、なんだかつまらない。これまでの人生を振り返ってみて下さい。あの無駄な長旅で妻に出会い、あの無駄だと思った仕事で仲間の優しさに触れ、病気という無駄の骨頂でやっと人間の弱さを知り、破産してなお笑顔で迎えてくれた母の愛に涙した。
井戸を掘って行きで埋めようとするような無駄な仕事。無駄な努力。それは確かに手柄を求めた努力ではなく、結果だけを狙った努力でもない。この禅語は、そんな無駄な努力ができる事こそ大切だと言います。