共存
令和5年10月1日(日)曇後雨
私たちは社会と共存して生活をしています。そして、常に人や社会と接しているのです。
禅の教えでは、同じ場所に座して留まるのではなくて、そこから一歩社会に飛び出し、衆生済度(人々を救う)すると言う事が根本です。これは、私たちが、自分だけの世界を生きているのではなく、社会と一つであり共存しているからです。
「灰頭土面」(はいとうどめん)「土をまぶし灰を塗って笑いあざとに満つ」という言葉は、灰まみれ、泥だらけになりながら懸命に生きていくという意味があります。懸命に生きる中で、自ら苦しみを知り、相手の苦しみや悲しみを共にすることが出来るのだと思います。
そして、「私」という執着を絶した時の気付きというのは、何時も身近な生活の中にあります。「ハッと」気づく体験から心安らぐ時間を大切にしましょう。と書かれています。