竹箆竹箆にあらず
読み方(しっぺいはしっぺいにあらず) 意味 姿かたちにとらわれず
令和5年9月15日(金)友引 天気不安定 九紫火星中宮日 ひのえね
禅の修行に使われる長い竹のへらのようなものをしっぺいと言います。この竹箆を題材にして修行僧に質問したのがこの禅語です。竹箆には違いないけれど、竹箆として使わなければただの竹の棒である。
ではこれはただの竹かと言えばそうではない。現在の形はまさに竹箆の形でああるから竹箆である。
ではこれは何か?般若心経を思い出してください。色即是空。空即是色。形あるものは、即ち空である。空は、即ち形である。竹箆は、即ち何物でもない。何物でもないそれは竹箆の形である。
「姿かたちにとらわれず、物事の本質を見る目を忘れるな」という教訓です。