「勢い、使い尽くすべからず」と言う言葉があります。
誰でも勢いにのっている時は、調子に乗って突っ走る傾向があります。
そんな絶好調の時こそ細心の注意をし、行動を慎むようにという禅語で
す。
勢いにのっている時は、力まかせに普段の用心深さも忘れ、人の助言も
聞かなくなっているものです。
勢いあまって本来の目的以外にも鉾先を向ける。勢いあまってついてくる
人たちを見失う。
勢いにまかせていると、弱いものが見えなくなる。勢いが人を傷つけ、自
分の首を絞める言動に走らせる。だから、腹八分目でやめておく知恵が生
まれたと言われています。
歴史を振り返れば、勢いに陰りがさすのは敵側の要素ではなく、きまって
自分が原因。
怪我や病気もそのうちです。と書いてあります。 慢心するべからずです
ね。
先人の知恵は素晴らしいと思いませんか。