つづきです。
眼がなくとも真実は見える。
眼を持っている人は、眼をもっているからこそ暗闇が不自由なのです。これに対して、初めから眼が不自由な人は、暗闇でも苦にしない「見える」のです。
私たちはせっかく眼をはじめとする六つの感覚器官をもっていながらも、それらを十分に正しく用いているでしょうか。
眼がなくても世の中の真実が見える人がいます。眼を持っていながらも、正しく物事を見ることができない人がいます。どちらが迷いの世界で苦しむことになるのでしょうか。
現実を先入観やこだわりを捨てて、そのままの姿で見ることが大切なようです。
「正見」です。