今日も酷暑の中、老体に鞭打って頑張っています。
皆さんも一度は観音様をお参りし、お願いしたことがあるでしょう。
観音菩薩は、さまざまな姿があります。今日は観音さまについて書きます。
*観音さま
「観自在菩薩」観音さまのことです。他に、観世音とも言われます。
観音は苦しみ、悩み、迷う者の祈りを一身に受け、すべての衆生を 救ってくれるのです。
観音さまは顔立ちが優しいことにお気づきでしょう。男でもなく女 でもなく「性」を超越しているのです。観音菩薩には、「自分だけ が悟りをめざすのではなく、同時に他の人々をも一緒に悟りへと導 いてゆく」と言う特徴があります。これを「自利利他円満」と言います。
観音さまには、いろいろな姿があります。一般に良く知られているのは、十一面観音・千手観音・馬頭観音などです。何故このようにいくつもの姿に変えるのか?観音の慈悲は、相手の姿や数に応じ て、 自由自在に救いの手を差し伸べる、ということを象徴している から なのです。
観音さまは慈悲の象徴です。「三人寄れば文殊の智慧」と言う言葉 がありますが、文殊とは文殊菩薩のことです。釈迦三尊という像が ありますが、釈迦の両脇に普賢菩薩・文殊菩薩という二人の菩薩が います。
菩薩とは、悟りをめざしている者すべての総称です。
観音さまの御利益というものは、病気を治してくれたり、商売繁盛 させてくれたり、頭が良くなる、といった、いわゆる現世利益が本当の目的ではないのです。
一応現世利益(苦しみ・悩み・迷い除いて)を与えた後、この迷いの世界を離れて悟りの世界を目指させようというのが、観音菩薩の本当の目的といわれています。
困ったことが起こったら観音さまにお願いしてみては如何でしょう。