本文の意味について
「仏説摩可般若波羅蜜多心経」 (ぶっせつまかはんにゃはらみたしんぎょう)
仏説=仏(釈迦)の説いた教え。
摩可=大きい・非常に・まことに意味深い、と言う意味。梵語のマーハーの音写。
般若=仏陀の会得した正しい智慧。
波羅蜜多=到彼岸(彼岸に至れる)。 梵語のパーラミターの音写。パーラム(彼岸)イター(到達する)の意味。
彼岸とは「悟りの世界」のことで、そこに到達した者こそがブッタとなることが出来るという意味。
「悟りの世界」とは“死すること生きるがごとき境地”を示す。思いわずらいいも消え、苦しみのない静かな世界。パーラミターというのは、悟りの世界に到達するためにしなければならない実践工(修行)のことです。この実践行は全部で六種類あり、それらを六波羅蜜(ろっぱらみつ)、六波羅蜜多(ろっぱらみった)という。
心経=心(梵語のフリダヤを翻訳したもの) 経(梵語スートラで、仏教的には、永遠に貫く教えの綱要、と言った意味。 最も肝要にしてつらぬく教えが「般若心経」であるという事になります。