禅の言葉。毎日を「丁寧に生きる」
「不生不死」 (ふしょうふし)・・「生まれて、死ぬ」ただそれだけ
もっと肩の力を抜く生まれて、死ぬ・・・・どんなひとも、この摂理から逃れ
ることは出来ません。だから、少しでも長く生きることを願い、また、死に
ことに対して不安や恐れを抱くことになるのでしょう。
「不生不死」と言う言葉は、生死は変えようのない絶対なものである。と言
う意味です。
生も死も、私たちには手の及ばない絶対なるものなら、それについて思い
悩んだりしても仕方ない、摂理に任せる他はない。という事になりません
か。要はこだわる必要もないことになります。
「こんなふうに生きなければ」とか「死ぬまでにこれだけはしておかなくて
は」とい言った「縛り」が、心から消え去ってゆくのです。今この瞬間、自分
が生きている。「それだけですごいことじゃないか!」と思える。その「凄い
自分」を真剣に、そして淡々と生きたらいい。禅の心に沿った肩の力が抜
けた生き方とは、きっとそんなものだと思うのです。…と書いてあります。
森羅万象、自分ではどうにもならない摂理、悩んでもどうにもなりません。
自然に任せてもっと肩の荷を下ろして生きようではありませんか。