今、論語の解説書を読み直しています。
11月30日(火)大安 六白金星中宮日 自分の為に本を読む。
今、己を高める・人を育てる・「実践・論語塾」 安岡定子著を読み直
しています。何度か読んだような気がしますが、読むたびに新しい
発見があるような気がします。
この本は水戸商工会議所創立20周年記念に発行された本です。
この論語の中に「礼」「徳」「仁」という孔子の言った言葉が基本のよ
うです。
「礼」とは人の心を形にしたもの、習慣や礼儀です。約束を守る、卑
怯な事はしない、自分を大事にする、志を持つ、人を愛す、これらを
実践することが、まさしく礼です。
「徳」とは、正しい事を実行できる力のことです。道義をわきまえるこ
とと言えるでしょう。祖父・安岡正篤は、これを失ったらもう人間では
ない、というものが徳だ、と言っています。
「仁」とは、思いやりこそが人にとって最も大事だと言う事です。
哲学である論語がなぜこれほどにまでに信頼、愛されてきたので
しょう。それは普遍の原理があるからです。志を持つ。卑怯な事は
しない。私利私欲を捨てる。社会貢献をする。年長者の言葉には耳
を傾ける。言動は慎重にする。家族を愛する。あたり前のことばかり
です。誰もが納得できる原理・原則で私たちに迫ってきます。
トップリーダーから新入社員まで読む教えです。
経済や科学技術などが発展していく現代には、「論語」に代表され
るような古い哲学はそぐはないと思われるかもしれませんが、それ
は逆です。根本は何千年も前に出来上がっていて、先人達はその
精神の下に将来を築いてきました。論語の言葉は、日本人の崇高
な精神世界と重なる点が沢山あるからです。
皆さんも是非、この論語の著書を読んでください。是非・是非・是非