六道を輪廻する。法華経より
再読の本の中に人間は「六道を輪廻する」とあります。
「六道」とは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六つです。
地獄とは:心が怒りで占領されている状態。
餓鬼とは:貪り欲張る心がかぎりなく起こってくる状態。
畜生とは:知恵が全然ない状態です。愚かなことです。
修羅とは:何事も自分本位に、自分の都合のいいように考える事。
人間とは:以上の四つの心を持っているけれども、良心によってそ
れをそれをある程度に押さえ、極端にまで突っ張らせるこ
とのない状態です。
天上とは:歓喜の世界です。これは変化のすることのない喜びでは
ありません。つまり迷いの上の喜びですから、何か嫌なこ
とが起これば、直ぐ地獄道や餓鬼道や修羅道等へまっさ
かさまに落ちる可能性のある、ほんの仮の喜びです。
有頂天というのはこの状態のことです。
人間の心の中には、六つの世界がかわるがわる起こって
いる、その状態を「六道を輪廻する」と言います。
私もまだまだ修行が足りません。今もなお六道を輪廻しているので
す。一日も早くここから抜け出したいと思って努力しています。